中銀カプセルタワービル
首都高速道路の竹橋JCT から都心環状八重洲線を走ると「キュービック状の箱がたくさん付いたビルが左方向に出現。 初めて見たときには走行中なのに思わず振り返ってしまうほど衝撃的でした。 「中銀カプセルタワービル」 黒川紀章さん設計のマンションです。 1972年の完成から40年経過しており、2007年の管理組合の総会で建て替えすることに決まっているそうです。 このマンションの1階に置かれていたカプセルが”埼玉県立近代美術館”に寄贈されたので見に行ってきました。 外壁はきれいに塗装されてしまっているので40年の経過を感じることはできませんが実際のカプセルを目にして、こんなに狭い空間だったのかとビックリです。 丸い窓側から見るとドラム式の洗濯機のようですね。
四隅に出ている鉄骨をボルトを使って取付られるのですね。 このビルは上部に突き出ている中心の構造物にらせん階段とエレベーターがあり、この2本の周りに≒2.3×2.1×3.8m(≒10坪)のこのカプセルが140個付いて出来ています。 生活に必要な機能を必要最小限までにして、わずか10㎡足らずに詰め込んだ空間は、まだワンルームなんて言葉もなかった時代の先駆けだったのでしょう。 丸窓は開閉出来ないので季節によっては過酷な環境になるようで、狭く住空間としては、決して快適そうには思えないのですが、今でもほとんどのカプセルが住居や事務所として使われているそうです。 セカンドハウスのような住み方なのでしょうか。
玄関を入ってたぶん4~5歩くらいで手前のベットにたどり
着く広さです。 テレビ、ラジオ 、電話も設備されプレハブ化されたカプセル内はビジネスホテルの様な機能的なデザインです。 メタポリズム(新陳代謝)のシンボル的ビルで、カプセル一つ一つが取り替えられるように設計されていたそうですが、実際は難しくビルの一番上部のカプセルから順番に外さないと取替が出来ない構造になっているようです。快適過ぎないユニークな建物、何処か移設場所でも見つかりビル全体が残ると良いと思いますね。 カプセル一つだけでは 「中銀カプセルターワービル」 の奇妙な外観は解らないですから。
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